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テスクの事業の特徴

地に足をつけて、しっかりとした業務システムを提供していく

現在の流行はSoEシステムであり、市場規模の拡大も予想されています。そのため、ITベンダーもエンジニアも、SoE領域に流れています。しかしながら、SoEシステムはSoRシステムがあってこそ存在できるものであり、SoRシステムなくして存在できないと理解しています。AIも、AIエンジンに投入するデータが整理された状態を整えなければ、どんなに優秀なAIエンジンがあろうとも活用できません。売上を集計し、原価を管理し、在庫管理を行い、決算を行いつつ、周辺システムに正確なデータを渡すことができる基幹業務システムを構築するには、お客様の業務やビジネスへの理解が深いことが前提となります。これは、経験とノウハウが必要な専門性の高い領域であり、テクノロジーがどれだけ進化しても残り続ける領域であると考えています。 こうした考えのもと、テスクではあえて時流に流されず、SoRシステムに注力し、ここでしっかりとした業務システムを提供することを目指しています。しっかりと足場を固めて、徐々にSoEシステムにも対応していけるようにする方針です。

ここ数年の取り組み事項と、その実績

テスクでは、システム開発業界でありがちな属人的なシステム導入を避け、組織としてシステム導入を行い、導入したシステムを組織として保守サポートしていくことに力を入れています。具体的な取り組みは以下の通りです。いずれも当たり前のことではあるものの、きちんとやれているシステム会社は存外に少ないと感じています。

ドキュメント類の標準化

要件定義書、外部設計書、内部設計書、DFD、ERDなどの設計書類の書式と粒度を揃え、システムの稼働後に追加開発や修正を行いたい場合や保守対応が必要な場合に、担当エンジニア以外でも対応できるようにしました。

テストパターンの洗い出しの標準化

担当エンジニアの個人の力量でシステムの品質が決まってしまう状態を解消するため、テストパターンの洗い出し方を標準化しました。標準化を理解しているエンジニアが取り組めば、どのレベルのエンジニアが取り組んでも一定以上の粒度でテストパターンを洗い出せるようになり、品質の向上を図ることができています。

プロジェクト管理の標準化

かつてはエクセルなどで属人的にプロジェクト管理が行われていましたが、PMBOKに則ったプロジェクト管理ツールを導入し、現在は規模の小さいものから大きなものまで、全プロジェクトを該当ツールを活用して管理しています。

PMO設置とプロジェクト
のレビュー強化

上記のプロセスが順守されているかについて、PMOを専任でアサインしてパトロールする体制を整備しました。

保守の対応ログの補完と共有

個人ではなく、組織でお客様をサポートしているのだという考え方に基づき、保守対応のログは全件詳細に残すことにしました。これにより、難易度の高い特殊ケースを除き、担当SEが不在であろうとも、他のSEが対応できるようになっています。また、ログの分析を行うことにより、予防保守を行ったり、パッケージ製品の機能改善に繋げられるようにもなってきています。

開発規約の整備

開発効率や保守性の向上などを目的として、コーディング規約を始めとする各種開発規約の整備を行いました。その実効性を担保するために、開発現場とも密に連携して、継続的な改善活動に取り組んでいます。

上記の改善活動に伴い、トラブルプロジェクト・不採算プロジェクトの発生件数は激減しました。小さな赤字案件・納期遅延案件・品質トラブルはあるものの、まとまった規模のトラブルプロジェクトは2014年以降発生していません。苦しいプロジェクトや大変なプロジェクトはあっても、少なくとも”デスマーチ”と言われる悲惨かつ不条理なプロジェクトは撲滅できましたし、今後も発生しないと考えています。

巨大な製品開発・研究開発投資による、新製品のリリース およびパッケージ製品の機能強化

赤字プロジェクト・トラブルプロジェクトが激減し、プロジェクトの採算が大幅に改善した結果、全社の粗利益率も大幅に改善され、パッケージ製品の開発投資・研究開発投資に大きな費用を投入できるようになりました。特に、卸売業・メーカー様向けの販売管理パッケージ”GROWBSⅢ”は、稼働プラットフォーム・データベースを全面刷新し、競争力のあるパッケージシステムに生まれ変わらせることができました。小売業向けの”CHAINSⅢ+”についても、長年のノウハウに基づく洗練された機能や、新たに構築した機能・オプションをご評価いただき、毎年、新規顧客を数多く獲得しています。

今後の事業戦略:事業の”質”の向上に取り組む

会社規模の拡大ではなく、事業の質の向上に取り組みます(結果的に規模が大きくなるかもしれません)。「流通業の業務システム構築」という本業は変える予定はなく、今後も対象とするお客様を変える予定もありません。ただ、提供するテクノロジーは技術動向に応じて対応しますし、流通業のお客様に提供するシステムの範囲も技術動向・市場動向に応じて適宜拡大していく予定です。流通業のシステム構築のプロとして、変えないことは変えず、変化に対応すべきことは対応できる、”お客様に求められる人財”を増やし、テスクも”お客様に求めら続けられる組織”を目指していきます。

現在取り組んでいる施策

  • 1. テスク大学をはじめとした教育制度の充実による、エンジニアと営業の育成
  • 2. 多重下請構造に頼らない営業体制・開発体制による、お客様へのシステム提供コストの最適化とサービスレベルの向上
  • 3. 製品開発・研究開発投資の継続的な投入によるパッケージ製品の機能向上
  • 4. 手順・プロジェクト運営の標準化による生産性の向上とエンジニアの早期戦力化の推進
  • 5. 既存事業への新技術の投入による、革新的な製品とサービスの開発

今後取り組む施策(着手済みも含む)

  • 1. 2017年4月リリースの"GROWBSⅢ"の拡販・機能拡張 および 次期CHAINSの開発
  • 2. AI、BPMなどの新技術の自社パッケージおよび提供サービスへの取り込み
  • 3. お客様個社の効率化だけではなく、取引先企業も含めたサプライチェーン全体の最適化を志向した新サービスのリリース
  • 4. パートナー企業との連携強化による提供サービスの拡大
  • 5. 新社屋への移転による、業務生産性の一層の向上と採用力の強化