導入事例
導入事例株式会社ワイズマート
【CHAINS】22年ぶりのバージョンアップ
- 企業サイトURL：https://www.ysmart.co.jp/
- 売上高：474億円（令和6年2月期実績）
- 店舗数：40店舗 (食品スーパーマーケット)
- 事業内容：スーパーマーケット
株式会社ワイズマートは、千葉県に本社を置き、食品に特化した地域密着型スーパーマーケットを運営する企業。千葉県、東京都、神奈川県に38店舗を置いています。お客様の身近な冷蔵庫代わりでありたいをモットーとしている。
【CHAINS】22年ぶりのバージョンアップ
- 企業サイトURL：https://www.ysmart.co.jp/
- 売上高：474億円（令和6年2月期実績）
- 店舗数：40店舗 (食品スーパーマーケット)
- 事業内容：スーパーマーケット
背景にあったのは、アーキテクチャーの古さ
1997年導入のCHAINSはアーキテクチャが古く、軽減税率や流通BMSに対応するには過大な工数が必要だと分かりました。自社対応には限界があったためCHAINSを最新化することを考えました。
1. Windows10/軽減税率に対応できていない
22年前のシステムには軽減税率の概念もなく、対応には大きな改修が発生します。またWindows10で稼働させるための改修工数も膨らみそうだったので、基幹システム全体の入れ替えを考えました。
2. EDIはJCAが主体だった
EDIはJCAによる（一部の取引先からは出荷予定データも取り込んでいたが）発注データが主体のままなど、流通BMSなどの最新の手法を取り込めていませんでした。
3. 自社要員だけでの追加開発・運用が限界に
流通BMSに対応するにしろ、発注端末の改良に取り組むにしろ、自社だけではノウハウが足りませんでした。新しい要員を採用・育成するのも大変なので外部の力を借りたほうが早いのではと感じていました。
決め手は、リスクも低くコストもリーズナブルだった
1. リーズナブルなコスト
以前、大手ベンダーから基幹システム再構築の提案をもらったことがありましたが、費用が非常に高額で、採用を見送ったことがありました。テスクからの提案金額はそれよりも大幅に低く、投資をしても十分に回収できる見込みを立てやすい価格帯でした。
2. CHAINSのバージョンアップ
22年前のシステムよりもカバー範囲も広く、機能も大幅に増えますが、基本的な業務の流れは大きく変わらないため、ユーザーにも受け入れられやすくプロジェクトのリスクは低いと感じました。
3. 流通BMSの先行稼働
取引先からの要請もあり、流通BMSの導入は優先順位をあげて一刻も早く取り組みたいと考えていました。その要望を伝えたところ、テスク提案は流通BMSを先行稼働させてから基幹システムを置き換える内容であり、順序を入れ替えてもコスト増にはならない提案でした。
導入後の成果
1.流通BMSによる効率化
流通BMS対応したことにより、取引先様から出荷データが返ってくるため、入力の手間が大幅に削減されました。取引先へのガイドや接続テストにおいても、テスクのエンジニアが全面的にバックアップしてくれたため、混乱やトラブルもなく、スムーズに切り替えすることができ、取引先にも安心をしてもらうことができました。
2.作業時間の短縮
旧システムでは、本部においては商品マスタ修正をマクロや手作業で1件1件行っていましたが、一括変更機能・修正Excel取込みにより、運用時間が短縮できました。店舗では、自社開発した複数のシステムが稼働しており、この作業はAシステム、この作業はBシステム、、、というようにシステムが分かれていましたが、CHAINSオプションの「SCOOP」と「WRAPS」に集約されたことで、作業の効率が上がりました。
3.軽減税率・Windows10へのスムーズな対応
当然ながら、基幹システム再構築を検討するきっかけにもなった軽減税率(複数税率)にも、Windows10への対応も、CHAINSの新バージョンに置き替えただけで自然に問題は解消していました。基幹システムの置き換えなのだから多少の混乱やトラブルは想定していましたが、現場からの不満はほとんど聞くことなく、想定以上にスムーズに基幹システムを切り替えることができましたので、ITの責任者として満足をしています。
今後の展望について
基幹システムは安定稼働していますので、店舗の人手不足に対応するために発注作業の工数を減らすための投資(発注補助)に取り組んでいきたいです。本部においても、バイヤーや情報システム部員の働き方改革を実現するためのIT投資に取り組んでいく予定です。
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※記載されている社名、商品名などは各社の商標登録です
ご提供した製品・ソリューション
小売業様向け基幹システム「CHAINS Z」
「CHAINS Z」は、スーパーマーケット・ホームセンター・ドラッグストアなど中堅小売業に特化した基幹システムです。商品マスター管理、特売管理、発注・仕入、在庫管理、買掛管理、EDI、売上分析、POS・ハンディなどの店舗端末連携まで、小売業の主要業務を標準機能としてトータルにカバーします。1988年の初版リリース以来、累計400社以上の導入実績で蓄積したノウハウをもとに、MDサイクル全体の業務効率化と利益改善を強力に支援。日々の業務運用をシンプルに標準化し、店舗運営のDXを推進します。
店舗システム 「SCOOP」
「SCOOP」は、小売業の本部と店舗をリアルタイムで情報連携し、店舗業務の効率化と標準化を実現する店舗業務支援パッケージです。店舗で発生する売場情報・作業指示・報告事項などを迅速に共有できるため、業務の抜け漏れや伝達ミスを防止し、現場の作業精度とスピードを向上させます。また、本部と店舗のコミュニケーション基盤として活用でき、店舗運営に必要な情報が一元化されることで、日々の店舗オペレーションをスムーズにサポートします。
無線PDAシステム「WRAPS」
「WRAPS」は、発注業務をはじめ、棚卸・入荷・検品など店舗で発生する主要業務を効率化できる無線PDAシステムです。基幹システムとリアルタイムでデータ連携することで、最新の在庫数や発注状況を即時に反映し、判断の精度向上に役立ちます。また、紙や手入力に頼った作業をデジタル化することで、作業ミスの削減・業務スピードの向上・担当者の負荷軽減を実現。店舗運営をよりスムーズにし、生産性向上につながる実践的な現場支援ツールです。