導入事例
導入事例株式会社京阪ザ・ストア
【CHAINS】クラウド型システム導入で攻めのIT投資へ
- 企業サイトURL:https://www.keihan-the-store.jp/
- 売上高:161億4,740万円(2024年度実績)
- 店舗数:6店舗 (スーパーマーケット)
- 事業内容:スーパーマーケット、コンビニなど
株式会社京阪ザ・ストアは京阪グループの会社として、スーパーマーケット、コンビニ、ユニクロ、MUJIcomなど流通小売業を中心に幅広い事業を展開している。
【CHAINS】クラウド型システム導入で攻めのIT投資へ
- 企業サイトURL:https://www.keihan-the-store.jp/
- 売上高:161億4,740万円(2024年度実績)
- 店舗数:6店舗 (スーパーマーケット)
- 事業内容:スーパーマーケット、コンビニなど
背景にあったのは、既存システムの多額な更新費用
もともとオフコンだったシステムを2006年にWindowsベースのオープンシステムに乗り換えました。しかし、5年6年と使っているうちにハードウェア保守が切れ、OSのサポートも切れ、さらにはマイグレーションも迫られることになり、同じ機能のシステムを使い続けるために数千万円の投資を強いられたという経験がありました。
そして2014年、サーバーリプレイスの時期が迫り、根幹の業務機能が何も変わらないにもかかわらず、サーバーやOS、DBMSの都合で再び多額の投資をしなければいけない状況に直面しました。当時、軽減税率の導入も決まった時期だったこともあり、軽減税率対策プラスαマイグレーションへの投資はもったいないと考え、新しいシステムに乗り換えることを視野に入れて検討を始めました。
長期的に利用が可能なクラウド型システム
※所属・役職名は取材時のものです。
ハードウェアやOS、DBMSの保守更新による我々の意思に沿わない出費をなるべく避けることが重要なポイントでしたので、クラウド導入を最優先のテーマとしていました。
食品小売業としてシステム化すべき業務や実装すべきシステム機能は、超大手から我々中小まで皆同じですが、情報システムに投資できる金額は、超大手と中小では二桁、三桁で金額が違います。
我々もスーパーマーケット事業を始めて数十年たちますが、マスター登録、発注、仕入、陳列、販売、棚卸、そして評価といった商売に必要な基本機能は何ら変わっていません。そうであれば、流通BMSやデジタルトランスフォーメーションといったところにこそ、投資を振り向けたいとずっと考えておりましたので、根幹部分が長く使い続けられるテスクのシステムをクラウド利用するということで決着させました。
導入後の成果
1.マイグレーション費用の大幅な削減
まもなく導入後5年になるところですが、この間、サーバーの世代交代やOSのサポート切れによるマイグレーションを一切気にすることなく、当初の目的であった、機能強化など将来への前向きな展開に注力できています。このようにマイグレーション費用から解放されたことは大きなメリットのひとつと理解しています。
2.パッケージ標準を目指した導入
当社は従来の仕事の仕方を変えたくないという保守的な体質(意思)が強く、今まではパッケージに業務を合わせることができず、大きなカスタマイズをかけてきました。そのため今回の導入にあたっては、SEさんにもご尽力いただいて、「我が社の常識は世間の非常識だ」という旗印のもと、多くの小売業で使われているテスクの業務プロセス(パッケージ)を標準として、カスタマイズを最小限に抑えることができました。
3.バージョンアップの恩恵が受けられるようになった
カスタマイズを抑えたことにより、テスク企画のシステムバージョンアップに対する我々への影響が最小限になり、むしろ最新の機能を使い続けられるといった副次的メリットがありました。
今後の展望について
「いかにお客様に喜んでいただくか」を徹底的に考え、さらなるサービスの向上に努めています。そして、これからもお客様から信頼され、ご期待に応えられるよう、日々挑戦し続けていきます。

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[Tel]052-222-1000 [Fax]052-222-0099
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※記載されている社名、商品名などは各社の商標登録です
ご提供した製品・ソリューション
小売業様向け基幹システム「CHAINS Z」
「CHAINS Z」は、スーパーマーケット・ホームセンター・ドラッグストアなど中堅小売業に特化した基幹システムです。商品マスター管理、特売管理、発注・仕入、在庫管理、買掛管理、EDI、売上分析、POS・ハンディなどの店舗端末連携まで、小売業の主要業務を標準機能としてトータルにカバーします。1988年の初版リリース以来、累計400社以上の導入実績で蓄積したノウハウをもとに、MDサイクル全体の業務効率化と利益改善を強力に支援。日々の業務運用をシンプルに標準化し、店舗運営のDXを推進します。
分析システム「GRIP」
「GRIP」は、小売業のPDCAサイクルを効果的に回すために必要な基礎データを多角的に分析・出力できる分析システムです。部門分析、単品分析、POS分析、特売分析、取引先分析など、量販店が日常的に利用する主要な分析機能をドリルダウン形式で実行でき、必要な情報へ素早くアクセスできます。小売企業のデータ活用を支え、売場改善や販促施策の最適化に貢献します。
無線PDAシステム「WRAPS」
「WRAPS」は、発注業務をはじめ、棚卸・入荷・検品など店舗で発生する主要業務を効率化できる無線PDAシステムです。基幹システムとリアルタイムでデータ連携することで、最新の在庫数や発注状況を即時に反映し、判断の精度向上に役立ちます。また、紙や手入力に頼った作業をデジタル化することで、作業ミスの削減・業務スピードの向上・担当者の負荷軽減を実現。店舗運営をよりスムーズにし、生産性向上につながる実践的な現場支援ツールです。