自動発注システム

流通業の現場で活用される「自動発注システム」について、求められる機能、選定時のポイントを簡潔にご紹介します。

自動発注システムとは?

自動発注システムとは、最適な在庫となるよう自動で発注データを作成し、発注業務の効率化を支援するシステムです。

  • どのような発注方式を採用するかを設定
  • 自動発注を行うアイテムを設定
  • 計算式による発注数の算出

などの情報を管理するものとなります。

自動発注システムに求められる機能

■発注数算出機能

発注数を算出する計算式は多種多様なものがあります。商品の特性や店舗・企業の特性に合わせて計算式を選べる機能が求められます。

■発注タイミング設定機能

発注のタイミングは、取引先様が関係し、また、納品までのリードタイムも関係するため、適正なタイミングで発注を行う必要があります。発注してから物が届くまでに欠品が発生しないよう、また過剰在庫にならないよう支援する機能が求められます。

■発注数量補正機能

商品は、特売や地域イベント、またTVなどのメディアの影響で爆発的に売れる場合があります。そのようなイレギュラーな販売数量は、その特性を見て排除しながら発注数を算出する必要があります。そのため、発注数量を補正する機能が必要となり、該当機能がない場合、発注数が過大になりやすい特性があります。

選定時のポイント!

自動発注システムを選定する時のポイントは、主に以下になります。

  • 商品特性に応じて発注方式を選択できるか?
  • 納品リードタイムを利用し、発注数と発注タイミングを算定できるか?
  • MDシステムや販売管理システムと有機的に連携しているか?
  • イレギュラーな販売数量を排除する仕組みがあるか?
  • 自社の管理レベルに沿った機能を有しているか?

自動発注システムを導入し効果を上げる為には、単品在庫管理の運用が適切にされており、また、発注を流通BMSや自動FAXで送る仕組みが存在しているかが重要な要素となります。それらがまだ整備されていない場合、算出された発注数量は使えない場合が多く、また発注作業の自動化が出来ない為、結果として効率化が行えません。自動発注を行う前提条件が整っている場合に限り最大の効果があがるのが自動発注システムの特性です。

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