MDシステム

流通業の現場で活用される「MDシステム」について、求められる機能、選定時のポイントを簡潔にご紹介します。

MDシステムとは?

MDシステムとは、

  • 消費者ニーズに沿った商品を探し
  • 消費者ニーズに沿った商品を適正価格で提供し
  • 消費者ニーズに沿った商品を適切な数量調達し
  • 消費者ニーズに沿った商品を適切なタイミングで提供する

という小売業のマーチャンダイジングを支援するシステムです。

MDシステムに求められるもの

■部門管理

小売業(チェーンストア)は、店・部門に分けた運用が行われており、それぞれ店や部に御担当者様が配置されます。そのため、MDシステムには「部門管理」の機能が求められ、それにより各店・部門の実態を把握しながら経営できるようになります。

■商品管理

小売業は消費者のニーズに沿った商品の品揃えを行いますので、商品を管理する機能が必要です。商品の管理には、商品の概要・商品の特性など商品自体の情報、通常売価・特売売価などの販売価格の情報、その他にPOPなど販促活動の為に必要な情報など、様々な情報を管理する事で効率的な商品管理を実現できます。

■POSとの連携

POSシステムは多くの消費者の購買を効率的に行うには必要な機器となっています。そのため、そのPOSへの商品概要情報・商品価格情報の配信と、POSシステムで収集した販売情報の集信を行う機能が求められます。

■補充発注

棚に商品が並んでいないと当たり前の話ですが消費者は購入しません。そのため、効率的に補充発注できる機能が求められます。

■その他

小売業は、POSの他にも、計量器・POPソフト・棚割ソフト等、多くのシステムから成り立ちます。それらと連携し、全体効率を図るためにシステムのHUBの役割が求められる事があります。

選定時のポイント!

MDシステムを選定する時のポイントは、主に以下になります。

  • MDサイクルと連動しているか?
  • PDCAサイクルと連動しているか?

これらのチェーンストアの基礎に連動し、かつ、基本業務を確実に実施できるかが大きなポイントです。
また、特売などのマーケティング企画を管理できるかどうかも重要な要素となります。それらの管理を行い、システムのHUBとなりえるものかどうか?が選定時に検討する必要があります。

流通業に詳しい「話せるベンダー」か?

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