BOPIS(Buy Online Pickuo In Store)

BOPISとは・意味

BOPIS(Buy Online Pickuo In Store)

BOPISとは「Buy Online Pickuo In Store」の略で、読み方は”ボピス”と呼ばれている。

消費者がネットとやアプリなどオンラインで商品を注文して、実店舗で商品を受け取る購入スタイル。

店舗での受け取り場所は、① 店舗内の専用カンター、② 専用ロッカー、③ 駐車場の主に3つ存在。

「Online Merges with Offline(オンライン マージズ ウィズ オフライン)」と呼ばれる、オンラインとオフラインの融合を示す形の一つである。

BOPISのメリット

BOPISのメリットを下記の通り。

送料負担がない

宅配受け取りと比較して送料の負担がなく、店頭購入と違って予め在庫を確保することができる。

物流コストの削減が見込める。

また、商品を探すオペレーションの時間や決済の時間なども短縮することも可能。

配送要員が不要

駐車場での受け取りの場合、車中に居ながら注文商品を積んでもらうことができ、消費者が楽に注文を受け取れる。

「フリクションレス・ショッピング」とも呼ばれ、Friction=摩擦・衝突、つまり摩擦や衝突がない買い物となる。

注文以外の商品の購入が期待

いわゆる「ついで買い」という言葉になるが、実店舗で受け取る際に他の商品を購入いただけるきっかけを作れる。

受け取り場所に魅力的な商品を揃えることで、売上増加が規定できる。

消費者とリアルなコミュニケーション

宅配だと消費者と直接的なコミュニケーションを取るのがなかなか難しい。

実店舗に来店してもらうことで、接客などの対応から消費者のニーズが分かりマーケティングにも期待できる

他社との差別化

BOPISはコロナの影響により欧米では浸透してきている。

一方で、日本ではまだまだ事例が少ないため、他社と差別化をすることで顧客獲得の可能性が広がる。

BOPISのデメリット

BOPISのデメリットは下記の通り。

新たな業務負担が増加

今までにない業務を導入するため、オペレーションや問い合わせ対応などの仕組みを構築する必要があり、

最初は大きな業務負担となる可能性がある。現場の従業員の理解も必要となる。

対応要員が必要

配送にかかる人時は不要ですが、受け取り用の設備、問い合わせ、ピックアップの際の応対要員が必要となる。

新しく要員を増やすのか、現在の要員で賄うかの判断も必要。

在庫・スペースの増加

店舗用の在庫に加えて、BOPIS用の在庫商品とスペースを確保する必要がある。

導入前に在庫やスペースの対応が問題ないかを確認することが望ましい。

BOPISの事例

世界最大のスーパーマーケットチェーン店Walmart(ウォルマート)では、BOPISを採用している。

BOPISのニーズの高まりから、同時にレジカウンターに行列が起こることが発生したため、

店舗の入り口のレジの側にBOPIS専用の受け取りカウンターも設置。

大型荷物を受け取ることができるピックアップロッカーなども設置している。

 

日本では、イオン、ヤマダ電機、ヨドバシカメラ、ユニクロ、マクドナルドなどの店舗にて、BOPISを導入している。

例えば、店舗で商品を受け取り時間に合わせてアプリなどで事前購入することで、スムーズな受け取りを可能にしている。

オンラインとオフラインの融合により、消費者は時間と場所の自由を選ばずに買い物ができ、QOLが向上するメリットがあるだろう。

 

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