これからの時代のスーパーマーケット経営 不安定な世の中に強くなるための方法とは

これからの時代のスーパーマーケット経営 不安定な世の中に強くなるための方法とは

スーパーマーケット業界は、コロナ特需で業績が伸びたものの、今後同じ経営をしていても売上向上を期待するのは難しい状況にあると思います。

それはなぜか?考えてみれば単純なことで、今後ますます人口減少の波が押し寄せ、アマゾンネットスーパーや店舗を持たない宅配スーパーが浸食してくることでシェアを奪い合うことが間違いないからです。

このように、日本国内のスーパーマーケット経営は厳しい状況に追い込まれることが予想されるうえ、戦争や円安、エネルギー問題等、世の中の不安定さに巻き込まれ、スーパーマーケット業界そのものも不安定な状態になることが、容易に想像できます。

 

では、これからのスーパーマーケット経営課題の本質は何か?

結論から言うと、決して安定を求めるのではなく “不安定に強くなること” だと考えます。

仮に、この不透明で不安定な時代に、もし安定を求めるような経営をすれば、かえって苦しむことになると私は思います。どれだけ不安定に対応した変化ができるか?それが、今後のスーパーマーケット経営の鍵になるのです。

 

 

不安定に強いスーパーマーケット経営

不安定に強いスーパーマーケット経営

みなさんも感じているとは思いますが、世の中は今とても不安定な状態です。コロナの先行き、ロシアウクライナ戦争、エネルギー問題、米国に端を発した金利上昇の波、極端な円安等。いつ何が起こるか分からない不安な状況です。

この今の状況を日本の歴史に例えると乱世の「戦国」や「幕末」のような不安定さです。

こんな時代を乗り切る方法を歴史から学ぶと、織田信長や西郷隆盛、坂本龍馬のような強烈なリーダーシップを発揮する人物の登場が望ましいので、スーパーマーケットの経営においても、マネジメント型より、強烈なリーダーシップ型の経営判断ができるリーダーシップが理想です。なぜなら、起きた出来事や変化に対し、過去の経験や知識で判断していては乗り越えられないからです。この乱世に必要なのは、知恵と工夫、そして全体を見渡した冷静な決断力に、スピード感が必要です。

 

また、冒頭に述べたように、今後売上を期待するのは難しいとなると、今後の経営において何が重要か?

それは以下の2つです。

 

【今後の経営で重要なポイント】

・変動費・固定費といった経費を下げる

・一人当たりの生産性を上げる

 

という損益分岐点を確実に超える戦略が重要になります。経費削減は、強烈なリーダーシップで周りの反対を押し切り、嫌われてもバッサリとやらないと中々実現できません。そして、生産性向上は、目標に向かって真っすぐやると決めて、余計なことは考慮せず実施することが必要です。(ちなみに、それをサポートできるのは現在ではIT化が最も有効、いや私はIT一択だと思います。)

 

このような時代には、安定を求めるのではなく、不安定に強くなるという経営が良いと思います。そのために必要なのは、強烈なリーダーシップを発揮できるリーダーと生産性向上のための武器(IT化)が必要です。(戦国に例えれば、信長というリーダーに火縄銃という武器って感じですね!)

 

スーパーマーケット経営をどう組み立てるか?

これまでスーパーマーケットの経営の軸は、チェーンストア化、標準化による生産性向上、安く売る(価格を下げる)というような戦略が多かったです。

しかし今後は、生産性の向上はIT化でどの企業も当たり前となり、そこでの差別化は難しくなります。また、価格を下げるという・・最も安易な発想とその知恵の無い手法が、逆に仇となることは間違いないと思います。

価格勝負に出ては今後絶対苦しくなるのは明白です。知恵を使うことが必要で、スーパーマーケット経営において、価格を落として売上を下げ、コストが上がるようなアクションをしては絶対にダメです。 純粋に売上が上がり、コストが下がる工夫に知恵をしぼるべきです。その単純明快な経営戦略に舵がきれた企業こそ、当たり前ですが生き残ります。

 

スーパーマーケットは、とっくの昔に「商品供給業」ではなくなっています。今は「顧客満足向上業」であり、「変化対応業」です。よって、価格・品質・品揃えだけでの勝負では、勝つことが困難になってきています。どれだけ、顧客に価値を提供でき、提案できるかが、それが生き残る道のひとつであり、勝利への道です。

 

よって、マーケティング戦略としては、わざわざレッドオーシャンで戦うのではなく、ブルーオーシャンを狙うのも一つの手であると私は思っています。例えば、ブルーオーシャンのマーケティング戦略とは次のような手法があります。

 

【ブルーオーシャンのマーケティング戦略】

・ 一般消費者 ではなく 法人や個人事業主

・ 日中の顧客 ではなく 深夜の顧客

・ 主婦ファミリー ではなく 単身や一人暮らし層

・ 低所得者層 ではなく 高額所得者層

・ 一般的な品揃え ではなく 特殊な品揃え

・ NB商品のみ ではなく プライベートブランドのみ

・ 国内店舗 だけではなく 海外店舗

 

あとは大手や外資と逆をいく戦略です。大手が人を削減するなら、徹底的に人を入れて、野菜や果物、鮮魚などの目利きをサポートする提案型のスーパーマーケットにするとか・・ 知恵と工夫でまだまだスーパーマーケットが狙える市場はあると思います。このような戦略を見つけることと、提案力さえあれば、十分勝利可能です。

 

よく経営課題や戦略を考える際に、なるべく困難や難しいことを避け、楽な方を選ぶ人達が多いですが、それは俯瞰すると逆に苦しむことになると思います。

なぜなら、多くの企業が楽な方を選びますので、結果的にその市場には多くの企業が参入し競争が激しくなります。逆に困難な方を選ぶと、そこにはライバルが少なくなり、結果として独占市場も出来上がる可能性が高いです。冒頭から述べているように、価格を下げるという知恵不要の楽な方を選んだ結果が、現在の価格競争を生んでいると私は感じています。

 

よって、今後の経営の組み立ては、難しい課題に勇気をもって踏み込み、知恵をしぼることが重要ではないでしょうか?

 

日本が誇るスーパーマーケットの海外経営はどうなのか?

私の主観なので、少々無責任なのと賛否両論あると思いますが・・

今の日本のスーパーマーケットのレベルは、恐ろしく高いと思います。価格・品質・品揃え、サービス、接客、どれをとっても最高であり、世界と比較しても超一流であり(オマエ全部見たんかい!というツッコミが聞こえますが)、これを武器に海外に出店したら間違いなく圧勝すると私は思うのですがどうでしょうか?日本が世界に誇れる業態の1つがスーパーマーケットだと私は思っています。

 

しかし、なぜそんな世界に誇れる最高のスーパーマーケットなのに、なぜ国内で苦しいのでしょう?その理由は、日本は人口が減少し、デフレでかつ、同業のレベルが皆高く、競争が激しくなっているからです。だから、インフレで需要が増えていて、同業のレベルが低い海外に出れば、圧勝できると思うのです。

 

しかし、国内では、そんなレベルの高いスーパーマーケットより、Amazonスーパーのような外資系等でのネットでのお買い物が徐々に増えていますし、海外の食品にもどんどんシフトしています。個人的にはなんか海外にお金が流れているようでちょっと嫌・・

だから私は、ハーゲンダッツより、明治のアイスクリーム(笑)、辛ラーメンより、蒙古ラーメンを買っています(辛笑)

 

私が日本人だからかもしれませんが、本当においしいもの、本当に安全なもの、本当に新鮮なものの提供は、海外のスーパーマーケットには真似ができないと思います。だから日本のスーパーマーケットはDX化して、海外に進出して、どんどん外貨を稼げれば、日本の成長にもつながり、Japan Happyではないでしょうか?

 

トヨタの自動車、スズキの軽自動車、ホンダのバイクのように、世界的にシェアをとれたのと同じことだと思っています。世界に誇る、日本の家電 → 日本の自動車 → 日本のスーパーマーケット\(^o^)/

 

CHAINS0111CHAINS0112

人がほとんどいらないスーパーマーケット経営

人がほとんどいらないスーパーマーケット経営

そんなに遠くない将来、完全に人がいらなくなるスーパーマーケット運営へと向かうかもしれません。 レジ、品出し、陳列、前だし、部門担当、バイヤー等々、これらの仕事に今は知識や経験も大切です。

しかしそれがやがて、全く活かされなくなるうえ、世の中の変化のスピードが早くなって、知識や経験が完全にいらなくなる可能性が極めて高いです。

お客様側も、今日食べたいと思われるものをAIが考え、冷蔵庫はIotでネットにつながり在庫確認をし、自動運転の車やドローンで自宅まで必要な食材が配送されるようなサブスクのサービスも現れるでしょう。

こうなるとお客様は買い物をしている感覚も、お金は支払う感覚もないという恐ろしい変化がくることも考えられます。

 

今後はこのような考えられない変化が予想されています。だからこそこれからのスーパーマーケット経営は、知恵と工夫ができる強烈なリーダーを先頭に不安定に強くなることが何よりも重要なんです。そして、どれだけの変化に対応できるか?がキーとなります。そのためには、生産性を向上させるITシステムは標準パッケージを使い、クラウド経由でカスタマイズしない利用方法がベストです。そうしておけば、IT側の世の中の変化への対応はパッケージベンダーが柔軟に対応してくれます。

 

まさにダーウィンの進化論:生き残るのは、強いものでも、賢いものでもなく、変化に対応したもの!ということになりますね。スーパーマーケット経営においては、“賢く”もついた、変化に対応した企業ですかね?

まとめ

今回は、「 これからの時代のスーパーマーケット経営 不安定な世の中に強くなるための方法 」というタイトルで、書かせていただきました。

これまでの経験を積み重ねたもので判断をするマネージャ的経営では、これからのビジネス社会は乗り越えられない気がします。なぜなら、人間が手書きで書くスピードは、1万円以下で買えるプリンターにですら、絶対勝てないように、今後知識や経験は、AIやロボットには絶対勝てなくなるからです。

 

だからこそ、これからのスーパーマーケット経営は、過去の知識や経験だけではなく、知恵と工夫、そして不安定に対応できる柔軟性と強さ、抜群のリーダーシップが発揮できるリーダーが必要となると思います。

弊社の小売業向け基幹システム「CHAINS Z」にて累計300社以上の導入経験によりシステム活用をサポートしてきましたので、お悩みの際はお気軽にお申し付けください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。