解明!できる社員の特徴と習慣

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できる社員の特徴はズバリこれだ!

■ 自ら考えすぐに行動する

会社に貢献し、お客様に喜ばれ信頼される、そんな”できる社員”その共通する特徴はズバリ「自ら考えすぐに行動できる人」です。仕事や責任を与えられたときに、言われたことをただやるだけではなく、まず鳥瞰的に物事を考えることを必ずしています。この仕事をやる意味、そして本質は? 誰のためにやるのか?その結果どんな成果を出すのか?と「なぜ」を繰り返し問いかけたうえで、すぐに行動に移します。

例えば、店舗特売用のエンド陳列を作るという仕事が与えられたとしましょう。

  • 社員Aさんは、時間があるから今やらなくて大丈夫と考え、ギリギリまで放置 ~夏休みの宿題パターン(笑)
  • 社員Bさんは、エンドを作れと言われたので、言われるようにエンドを作った。 ~言われたことをただやるだけ
  • 社員Cさんは、お客様に喜んでもらえるように、そして目標売上・荒利を達成するためと理解してすぐに作った。

Cさんはお客様が何に反応し、何に喜び感動するかを考え、その上でどうしたら目標達成できるかを考えてエンド陳列を作りました。結果はどうなったか言うまでもありませんよね。できる社員であるCさんの売り場は、いつも変化があり、お客様を楽しませています。逆にAさんの陳列は、ギリギリになってからやるためどうしてもやっつけ仕事となり、いつも変化のない自分中心(早く作るを優先)の毎回同じような陳列になっています。

自ら考えすぐ行動することで、自分と周りの環境が変化していきます。行動しないと自分は変化できずに、どんどん周りの環境だけが変化していきます。その結果、自分だけが変化できずに取り残され、”できない社員”と判定されてしまうのです。

■ 物事の本質を見抜く力

企業で活躍する”できる社員”のもう一つの特徴は、物事の本質を見抜く力があるところです。決して起きた問題や課題に対して短絡的な対応をせず、全体像を見て必ず対応方法を考えます。また、過去にとらわれたり、多数派に流されることもありません。その結果、人より多くの経験、そして新たな行動を起こすことになり、本質を見抜く力がさらに磨かれます。

逆に、自ら考えない人は自ずと経験値が少くなくなり、すぐ行動しない人は行動力が乏しくなります。その結果、本質を見抜く力どころか、見抜こうとすらしなくなります。当然成果がなかなか出なくなってしまい”できない社員”と判定されてしまいます。成果(結果や問題・課題解決)を出す方法など実は山ほどあるのに、こういう人は経験値が少ないがゆえに、その成果を出す方法を1つか2つしか知らないだけです。実にもったいない話です。

企業に勤める人は、少なからずみんな”できる社員”になりたいとは思っているはずです。地頭がいいとか、センスがいいとかはゼロとはいいませんが、みんな ”できる社員へのなり方” を知らないだけ、そして行動が起こせないだけです。私はこれまで多くの会社で、多くの社員の方々にお会いしてきました。その中で優秀と言われる”できる社員”(自分で言ってる人は除外ですよ(笑))には共通する特徴があったので、みなさんが少しでも考え行動できるようになるよう、今回はこのテーマで書かせていただきます。

目標が達成できる人は何が違う?

■ 目標達成できる人の共通点は?

みなさんの個人的な今年の目標は何ですか?

”ダイエットして5kg落とす” ”毎日ジョギングする” ”毎日朝1時間早く起きて本を読む” ・・

まあ何かしら目標を立てたのではないでしょうか。しかし、この目標をきっちり達成する人と達成できない人がいるのはなぜでしょうか?実は達成する人にはある共通点があります。

それは、立てた目標に 「明快な理由がある」 ということです。

例えば、”ダイエットして5kg落とす”という先ほどの例で、「そもそも何のためにダイエットするの?」と聞くと、たいていの人は明快な理由が出ず、「痩せたいから」とか「健康のために」とか曖昧な理由しか出てきません。毎日毎日忙しいこの世の中で、こんな曖昧な理由で、人は行動し続けることは、ハッキリ言ってできません。しかし、(例えがあまりよくないですが)仮に病気が見つかり、体重を落とさずこのままだと命にかかわるという明快な理由があれば、かなりの方はダイエットに成功し目標達成すると思います。

この今すぐ行動を起こす”明快な理由”こそが目標達成の秘訣です。この明快な理由があると、むしろ行動しないことの方が難しくなります。逆に曖昧な理由では、行動のための優先順位が下がり、先延ばしにするのが普通で、最後には行動する理由が全くなくなり、目標と行動はリンクしなくなります。

■ 危機感や快感が起因する

目標に”明快な理由”をつくる一番のきっかけは前述のように”危機感”です。みなさんも経験あるかと思いますが夏休みの宿題がそれにあたります。もうすぐ2学期が始まるという危機感で、8月の最終週に必死にやりましたよね(笑)

他にも、普段全く掃除をしない人でも、お客様や旦那の両親が家に来るとなれば、きっときれいに掃除するという行動をとるでしょう。悲しいかなこの、すぐにやらなければ「嫌な思いをする」そして「嫌な状況だけは避けたい」という感情が行動・目標達成に起因しています。ただし、このパターンは多くの場合、持続性がないという弱点が出てきますので要注意です。

逆に持続性をもつ、目標に”明快な理由”をつくるきっかけは”快感”です。私の知っている多くの成功をおさめている経営者には共通点があって、”あいつには負けたくない” ”あの女を絶対に見返してやる” 等の裏の強い欲求を持っています。これこそが行動の継続、そして何が起こっても心が折れない源泉になっています。そして、この欲求を満たした時の「うれしい」「気持ちいい」という快感はハンパないとか・・

このようにビジネスにおいても目標を達成したいなら、危機感や快感をきっかけに、行動をしないことの方が難しくなる”明快な理由”を作ってみることをおススメします。

ちなみに私はゴルフでベストスコアを更新するという目標を毎年立てますが、ここ何年も達成できていません(苦笑)。確かにこの目標に明快な理由もなければ、危機感も快感も裏の欲求もありません。よって、練習もしなければ、上達のための行動もとってません。見返したい女もいないし・・(笑)

できる社員の習慣はこれだ!

■ できる社員の習慣や行動

では、私が見てきた”できる社員”の習慣を以下に思いついたまま書かせていただきます。

  • 言われたことをすぐやる
  • 短絡的な発想をしない
  • メールの返信がやたら早い
  • 人のせいにしない
  • 仕事が早い(ダラダラ仕事をしない。残業が少ない)
  • 楽しそうにしている
  • ポジティブに考えるだけではなく、ポジティブに行動する
  • 机の上やまわりの物が少ない。また、PCのデスクトップにもアイコンが少ない。
  • インターネットの利用が必要最低限(意外やネットから遠ざかっている)
  • やらないことを決めている
  • 仕事の期限が”○日の○時まで”と、すごく具体的(今週中とか来月までという単位ではない)
  • 素直でいつも謙虚(不貞腐れない)
  • 決断が早い

「言われたことをすぐやる」人は、知識をつけることよりもまず行動を始めます。そしていろいろ経験しながら、必要な知識を得ていきます。どんな知識が本当に必要なのかは、行動しないと分からないことをよく理解しています。

「短絡的な発想をしない」とは、例えば一見面倒くさい仕事や嫌な仕事を依頼された時に、面倒くさいとか嫌だという短絡的でネガティヴな発想よりも、全体的に見て、その仕事が自分のビジネスライフや人生にとって必要かどうか?会社やお客様にどれだけ役にたてるか?と考えて、行動に移すことをします。

「決断が早い」人は、今すぐ決めても、3日後に決めても、答えはそんなに変わらないことを知っています。そして、その3日間の間に他の仕事を進めた方がいいこと、部下の仕事が止まってしまうことももちろん知っています。また、決断しないことは、間違った決断をすることよりもなお悪いことも当然知ってます。

「物が少ない」のは、できる人の大きな特徴です。少ないというより、整理整頓ができているといった方がいいでしょうか。トヨタの「カンバン方式」ではないですが、最小限の資源で効率よく仕事がこなせます。整理整頓は探すという無駄な時間もなくす基本中の基本です。また、できる社員のパソコンのデスクトップにはアイコンの数が少ないです。100個くらいアイコンが並んでいるパソコンを見かけますが、あんなに”机の上”に出しっぱなしでいいのでしょうか?机のまわりやPCの5S運動(整理・整頓・清掃・清潔・躾)を私は強くおススメします。

できる社員のメール管理方法は?

■ メールを保留すると生産性が半減する

言われたことをすぐやる人や決断が早い人にできる社員に多いことを前述させていただきました。それと近いですが、できる人はメールの返信もやたら早いと感じています。私の知ってるできる人も、メール返信が共通して早いと思います。そして、そういう人に限って不思議なことに「多くの部下がいる」「とても忙しい人」であり、「多くの仕事や課題をかかえてる人」です。

おそらく、いちいちメールを溜めず、すぐ返せる返事は瞬時に返信するという習慣だと思います。「了解しました」とか「今週の金曜日10時で!」と、短かい返事が多い気もします。確かにこんな簡単なメールでも、返信せずに一旦保留すると、またメール文を一から読まなければなりませんので、メールの多い人のそのロスは実に計り知れません。

以前にも紹介した、仕事を先に延ばすと2倍の労力とエネルギーが必要になる「エメットの法則」というのがあります。まさにメールを即時に返事しないとこの現象となります。少なからずメールを読んでいる時には、その解答や返答を既に頭で考えていますし、その場で決断し解答すれば、その方が効率的であることは明白です。先延ばしにすると、だんだん「考えたくない」「面倒くさい」という心理が湧き、先延ばしした他のメールもどんどん溜まり、もう一回見ることが不快に思え、生産性も決断力も鈍ることは間違いありません。

できない社員の多くは、こうして仕事やメールを先延ばし先延ばしにして、労力とエネルギーが2倍、4倍、8倍となっているのです。そりゃーいつも「忙しい」とか「バタバタ」が口癖になりますよね。

■ 爆笑メール ~慌てたの?

すぐやる人に仕事ができる人が多いですが、慌ててやるのとは違います。最近メールからLINEになったからか?慌てたのか? 笑える変なメール文がいくつかあったのでご紹介しましょう。 ~全て実話ですよ(笑)

● 一緒に楽しく飲み会でおしゃべりをした女性から・・
「今日はとても楽しかったです! また今度いっぱい おしゃぶり しましょうね♪」 ← マジで!?(爆笑)

● 明日の出勤を報告しようとした人から・・
「ご迷惑おかけしました。明日は必ず 失禁 します!」 ← 必ずって・・ その方が迷惑じゃ!

● 先に帰ろうとした人から
「今日はありがとうございました。お先に 失恋 しますm(_ _)m」 ← そんなこと先にされても!?

すぐに返信するのはとてもいいことですが、慌てて返信には気をつけてくださいね。おしゃぶりしましょうね♪なんて、もし奥さんが見たら、勘違いして大変なことになりますよ(笑)

できない社員が生まれる理由

■ 行動できなくなってしまう文化が・・

日本人は教育制度のおかげで、とても真面目でルールを守る文化があります。良いことである反面、これがすぐに行動を起こせない理由という脳科学の論文も出ていたと思います。例えば、新たなことにチャレンジしたり、始めようとするときによく耳にする言葉が・・

「その取引先との取引は、じっくり慎重に検討を重ねたうえで実施しなさい」
「常識で考えた場合、その価格で提供するのは無理ではないか?」
「商品部の意見をきちんと聞いて、十分連携してから実行しなさい」
「まずは実施の際のデメリットやリスクを全て洗い出しなさい」

等々、何も全く悪いことではないのですが、これらがネックですぐに行動をおこせなくなるというのです。このような上司からの指示があると、話や課題が違うところ(人や部署)へ行きやすく、結果として決断や行動にストップをかけてしまうという癖がついて行動が制限されてしまうとのことです。

これは、できる社員の特徴である「自ら考え行動する」とは真逆で、行動する前にまず様々な知識を修得しようとしてしまい、 知識を得たとしても、また新しい知識を追い求めるため、いつまでたっても行動を起こせないというスパイラルに陥ります。そして、最後にはリスクを避けることばかり考えてしまい、リスクを避ける=行動しない の構図が成り立ってしまいます。

■ 想定しても起こらないし、想定外のことが起こる

上記のように、できない社員が生まれる理由として、真面目でルールを守るという文化があります。
どうしても結果を恐れて一歩を踏み出せなかったり、何らかの理由をつけて行動が起こせない人が多くいます。そして問題が発生しても大丈夫なように、いろんなことを調査・準備して万全になるまで行動を起こしません。しかし、想定していることは起こらないことの方が圧倒的に多いですし、むしろ想定できないことが起こるのが変化のスピードの早い現代社会です。何か問題が起きても、その都度対応していけば良いと考え、すぐに行動する方が、時代にマッチしている方法なのかもしれませんね。

 

今回は『解明!できる社員の特徴や習慣』というテーマで書かせていただきました。

結局”できる社員”に共通する特徴は「自ら考え行動する」ことです。そんなことは誰でも分かっているといっても、行動できない人が圧倒的多数です。本を読んだり、セミナーに出て感動しても行動にうつせないアレです(一説では行動に移せる人は2%とか)。理屈は分かっていても行動できない人、考えすぎて行動できない人、モチベーションが上がらず行動できない人。行動しなければ失敗もありませんが成功もありません。行動すれば失敗もありますが、成功も成長の可能性もあり、何と言っても面白いです。ビジネス社会では、社員に平等なチャンスなどやってきません。年収アップも出世のチャンスも自分で作り出すものです。せっかくなので、できる社員を目指して、面白くビジネス社会を過ごしてみてはいかがでしょうか?

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 2016/3/23