アプリでの集客方法!小売業界向けの施策も解説

スマートフォンは普及率が83.4%となり、初めて8割を超えました。

これにより、パソコン(同69.1%)より多い個人保有のメディアとなりました。

 

<※令和2年 情報通信白書(総務省)より>昨今では小売業だけでなく、飲食・アパレル・美容院などの各サービス業で販促アプリの活用が急速に増えてきています。

本背景をふまえアプリを有効活用するため、小売業界やサービス業の重要なマーケティング施策である集客向上の施策例などについてご紹介します。

アプリを使った集客とは?(マスメディア広告からデジタル広告へ)

集客とは、お客様の関心や興味を惹きつけて、自社の店舗やサービスを利用していただくため、お客様を集めることになります。

今までの主要なメディア(新聞・チラシ・テレビ・広告などマスメディア)は広範囲(マス=大衆)に伝達して、その中から関心のあったお客様がそのサービスを利用するという、効率性に欠けていました。

勿論、広く伝えるためには有効ですが、その分、大きな費用が必要になります。

 

皆様、ご存知の通り、インターネットの普及によりお客様の行動をデジタル化して集めることが可能になり、「One to Oneマーケティング」 という顧客ひとりひとりに合わせた販促活動ができるようになりました。

またスマートフォンの到来、SNS・YouTubeなど台頭により、ますます個人の趣向に応じた情報伝達が活性化しています。

よってアプリでは、個人の趣向に応じたマーケティング施策をとることにより、集客率を上げることに繋がります。

 

「One to Oneマーケティング」 で有名な仕組みとしては、アドテク(広告配信システム)があります。皆さんもGoogleやYahoo などのインターネットサイト(コンテンツサイト)を閲覧した時に、広告バナーが表示されることがありますよね。

この広告バナーを表示する技術が、アドテクの1つです。

これは本サイトにアクセスしたユーザー(PC)の行動履歴を分析し、そこから適した広告を表示する仕組みで、同じデジタル媒体であるスマートフォンも同じような仕組みを作ることができます。

 

余談ですが、このアドテクで、広告バナーを表示するまで1秒もかかりませんが、コンテンツサイト(運営者)が最大の利益を得るために複数の広告主が入札をしているシステムがあります。

この仕組みを作ったのは、リーマンショックによって金融業界から転身したエンジニアが開発したと言われています。

確かなる技術を持っていれば、どの業界でも通用するのだなとつくづく感じています。

 

また今ではバズワード化しつつあるビッグデータ分析もデジタルマーケティングの手法として位置づけられています。

ビッグデータ分析は様々なデータからある法則を発掘(マイニング)して有効に活用することになります。

 

有名な例では、アメリカのスーパーマーケットのPOSデータを分析したら、休日はおむつとビールをセットで購入する傾向があることを見つけ、おむつ売り場にビールを置いて売上が伸びたという言い伝えがあります。

今ではバスケット分析という手法で呼ばれていますが、これもデジタル化ならではの販促施策になります。

話しがそれてしまいましたが、本題に戻り、小売業様における集客施策について紹介します。

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アプリの集客施策① 「スタンプ機能」

古くからはグリーンスタンプやブルーチップで行われていることで有名ですが、来店スタンプを集めることにより、クーポン・ポイントなど付与するサービスです。

とにかく、お客様が日課として立ち寄っていただくことを目的とします。

 

日常では、スタンプカードにレジのチェッカーさんが押すという光景を見かけますが、これをアプリでデジタル化することにより、そのお客様が何曜日・何時ぐらいに来店していただいているかという記録も取れ、更なる販促につなげることもできるようになります。

アプリの集客施策② 「プッシュ通知」

スマートフォンで新しいメッセージを受信した際にポップアップでお知らせを受けることが可能です。

これにより利用者は無意識にアプリの情報を得ることになります。

プッシュ通知を頻繁に起こしてしまうと通知OFF設定やアプリ自体の削除の危険性はありますが、関心のあるお客様に対してリアルタイム(即時)に周知させるにはとても有効です。

 

例えば、特売商品の再案内、イベント(コストコフェア・物産展など)、ポイント有効期限間近のお客様、特定者(店舗周辺のお客様や誕生日月のお客様など)への周知など、ターゲットを絞った形の 「One to Oneマーケティング」 ができます。

このきめ細かいサービスによりお客様のロイヤリティを上げることにもつながっていきます。

アプリの集客施策③ 「読み物コンテンツ」

全国スーパーマーケット協会の消費者調査(2019)では、20代~40代の女性という子育て世代から 「スーパーマーケットに期待する食に関する相談」 の期待値が大きいという統計があります。

(参考:http://www.super.or.jp/wp-content/uploads/2019/02/hakusho2020-2.pdf)

レシピの読み物コンテンツとしては、クックパットやクラシルなどが有名ですが、スーパーマーケット様のホームページでは独自のレシピを掲載し、取り扱っている商品を紹介していることを多く見かけます。

 

電車などの移動中や休憩中の合間で気軽に見ることができるスマートフォンに掲載すれば、お客様に閲覧していただける機会がより多くなります。

また読み物コンテンツは、TwitterやInstagramなどのSNSとの連携性もよく、更なる宣伝につながる効果も期待できます。

アプリの集客施策④ 「サブスクリプション」

サブスクリプションとは定期購読や会費などの意味にある通り、定額料金を支払って特定のサービスを受けるというビジネスモデルになります。

Amazonプライムビデオ(動画定額制サービス)、KINTO(自動車の定額レンタル)、Oisix(食材の定期便)などが該当します。

 

小売業では、コストコが会費を払うことにより倉庫(店舗)に入ることができるようになりますが、これもサブスクリプションサービスの1つになると考えられます。

確かに店舗に入るのにお金がかかることに抵抗がありますが、魅力的なサービスがあれば成り立ち、その壁を超えるとロイヤリティが増し、リピート率も向上してまいります。

 

例えばアプリで、サブスクリプションを使って特別値引きで購入できる権利を作って、お客様のロイヤリティを上げて集客するのはいかがかでしょうか。

アプリを使うことによりその権利を利用した傾向も把握できるようにもなります。

その他、スーパーマーケット様の集客として行われている 「ポイント管理」 や 「電子マネー」 などアプリにすることにより、お客様の趣味志向が分かり、更なるサービス提案をした集客施策をとることができるようになります。

 

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