基幹システム 在庫適正化による在庫問題解決方法をズバリお話します!

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卸売 課題解決 

販売管理システムを導入する中で、業務で一番問題が多く発生するのが在庫に関する問題です。

在庫を持たなくて商売が出来れば一番良いのですが、これではお客様の要望に対応できず商売が成り立ちません。

特に卸売業様の在庫に関する命題は、取引先である小売業様からの注文に対して欠品なく希望される納期と品質で商品を納品することが求められています。

今回は、卸売業様の在庫を適正化して在庫問題を解決できる方法について、ズバリお話をさせて頂きます!

基幹システムの在庫に関する問題

在庫に関する問題は、100社あれば100通りの問題があると言われており大変多くの問題が発生します。

今回は、特に発生頻度が高い下記の5つの在庫問題についてお話しをさせて頂きます。

 

問題点

問題の概要

在庫品質の問題

  • 在庫を持ったタイミングから商品の品質は劣化します。
  • 特に食品等の商品の場合は、賞味期限の問題があり劣化した商品を販売するとトラブルに発展することがあります。
  • また販売出来ないほど劣化した商品は、廃棄するしかなく、売上計上できないだけでなく、廃棄費用も発生し企業にとって大きな損失となります。

2

過剰在庫の問題

  • 一定以上に在庫がある場合は、過剰在庫となり長期に在庫が滞留してデッドストックとなります。
  • 在庫が増えたことにより、在庫スペースが無くなり、通路を占領したり高く積み上げたりします。それにより、倉庫内の作業性も悪くなり出荷作業の作業効率が悪化します。
  • また在庫が滞留することで、企業が持つ資産のうち現金化出来ない割合が高くなりキャッシュフローも悪くなります。

3    

在庫欠品の問題

  • 在庫が不足してお客様の注文に対して出荷できず欠品になってしまう場合があります。
  • 在庫が欠品する理由は、メーカー欠品や発注忘れまた突発的な受注増など様々な原因により発生します。
  • 欠品が発生することで納品率が下がりクレームが発生してお客様との信頼関係も悪化してしまいます。

4    

在庫ロスの問題

  • 在庫商品を棚卸した場合に棚卸在庫数と実在庫数との差異が多く発生してしまう場合があります。在庫差異の理由は、入荷間違いや出荷間違い及び棚卸間違いなど在庫に関連する作業で正しく運用出来ていない場合に発生します。
  • 棚卸の差異が大きい場合は、在庫管理している在庫数の管理精度が低くて信頼出来なくなります。そのため管理している在庫数を当てにせず在庫を現場に確認することとなり作業性が一段と悪化します。

5

在庫運用の問題

  • 在庫管理の運用には、多くの従業員が関わります。また複数倉庫や拠点毎にも在庫管理する必要があり運用方法の統一化が必要です。
  • 担当者によって又は拠点によってやり方が異なるやり方で管理した場合は、入荷した商品の保管場所を間違えたり出荷作業で商品を捜すのに時間がかかったりします。
  • また新たな従業員を雇用した場合や別の拠点から従業員が移動した場合には、作業教育に時間がかかり業務が混乱して業務が停滞してしまいます。

 

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基幹システムの在庫適正に維持するメリット

適正在庫とは、お客様からの注文に対して欠品せずに最小数量で維持できる在庫数量のことを意味しています。

在庫不足や過剰在庫でなく適正に在庫を維持してランニングコストを低く抑えることで事業成長を促進し健全な経営が運営できます。

適正在庫を維持することで実現できるメリットについてお話をさせて頂きます。

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在庫適正化のメリット

メリットの概要

1

品質の安定化

  • 在庫を適正化することで過剰在庫が減少して商品が長期滞留することが無くなり商品劣化を防ぐことで品質の安定化が行えます。
  • 在庫数の正確な把握と適正在庫を維持することで商品の欠品を防ぎ、在庫回転率を高めて商品の保管期間を短縮することで商品劣化を防ぐことが出来ます。

2

コスト削減

  • 在庫を適正化することで過剰在庫が無くなり保管スペースが減り保管コストが削減できます。また在庫の廃棄処理コスト削減や入出荷作業での作業効率化により作業時間の短縮が行えて残業代のコストも削減が出来ます。

3

顧客満足度の向上

  • 在庫を適正化することで受注に対する欠品の発生頻度が下がります。
  • また商品の品質劣化も防げますので、商品へのクレームも無くなりお客様の満足度も向上します。また、欠品が減少することで販売機会のチャンスロスも減少し売上の向上にも寄与出来ます。

4

キャッシュフローの改善

  • 在庫は棚卸資産として計上出来ますが、長期滞留した過剰在庫は現金化出来ないため負債となります。そのため現金が不足してキャッシュフローを悪化させます。
  • 在庫を適正化することで在庫の回転率が高くなり、在庫投資分の回収率も高くなります。そのため無駄な資金の滞留が無くなりキャッシュフローの改善が行えます。

5

作業の効率化

  • 在庫を適正化することで在庫数が減少し保管スペースが空くため、作業効率の向上が図れます。過剰在庫の場合は、入荷作業で入荷検品した商品を決められた保管スペースへ格納する際に保管スペースが狭くなり他の保管場所を探す作業が発生しまた通路に置いてしまう場合があります。そのため出荷作業では、同じ商品が複数に分けて保管された状態では商品を探し回るなど非効率な作業が発生します。作業効率化できることで入出荷作業のスピードが向上し出荷時の商品間違いなどの問題も減少できます。

 

基幹システムの在庫を適正に保つ管理方法

在庫を適正化する管理方法は、在庫問題と同じく業界や企業によって様々で管理方法は異なっています。

また、在庫は環境や状況によって日々変動して対応すべき管理方法も多様な内容となります。

ここでは在庫を適正に保つための方法として継続的に運用管理すべき内容についてお話をさせて頂きます。

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在庫適正化管理方法

在庫適正化への管理内容

1

在庫を正確にする

在庫数を正しく管理するためには、棚卸を行って在庫数を正しい数量に修正する必要があります。棚卸作業は、全社の在庫を対象として棚卸するため非常に大変な作業となります。会社によっては年に数回の棚卸しか実施せず、在庫が一度違ってしまうと次回の棚卸までに修正できず、在庫が正しく把握できないこともあります。その問題を解消するために一部の商品を限定して棚卸する方法をお勧めいたします。倉庫の一部の商品やロケーションを指定して棚卸する巡回棚卸を行って在庫を正しくする方法です。出荷頻度の高い商品や重点管理が必要な商品を対象として月に数回に分けて棚卸することで在庫を正しく修正することで正確な在庫が管理出来ます。

2

確実な補充発注

在庫を適正に保つための方法の一番の元になるのが、適正な発注処理を実施することです。発注漏れを無くして適正な発注数で発注することで在庫を適正に保つことが出来ます。特に定番商品などの補充発注では発注点在庫管理による発注処理を運用して頂くことをお勧めいたします。発注点在庫管理は、商品毎に設定した発注点在庫数より在庫数が減少した場合に発注勧告する方法です。 発注点在庫数は、次の計算方法で算出して設定します。 

(発注点在庫数=発注リードタイムX1日平均出荷数+安全在庫数)

安全在庫数は、1日平均出荷数が変動するのを補完する数量となります。(欠品率により算出できます。)

3

特殊注文の発注管理

一般的に在庫商品は、定番商品の出荷に対するための在庫となります。

得意先がスーパーなどの量販点様の場合、ちらし特売や月間特売などある期間に特別に注文数が多くなる場合があります。その特別な注文が入った場合は、通常の定番用の在庫数では欠品してしまいます。それだけでなく他のお客様への出荷もできず欠品が発生するケースもでてしまいます。特別な注文に関しては、事前にお客様毎の注文予定数を把握して定番商品の在庫補充とは別に特売用の発注を行って運用する必要があります。そのため発注担当者は、得意先営業担当と密に情報交換して特売等の注文予定がある場合にはその内容を加味して発注する必要があるでしょう。

4

在庫状態の把握対応

在庫の状態は日々変動します。

そのため在庫の状況が一覧で確認出来てそれぞれの状況を把握して対応する必要があります。過剰在庫や長期滞留在庫や在庫回転率が低い商品在庫に関しては、在庫処分の対策を立てて速やかに在庫を適正化する対応が必要です。また賞味期限管理が必要な商品は、出荷期限が近い在庫商品を把握して事前の対応することで不良品在庫にさせない対応も心がけましょう。このように在庫状態が確認して速やかに在庫への対応することが重要です。

5

商品管理の規定

取り扱う商品に対しては、在庫商品か、受発注商品か、直送商品かの、管理規定を決めて運用する必要があります。当然ながら、全社での一元的な規定でなく拠点毎に運用方法が異なる場合があるため、拠点別に商品の管理規定を決めて管理する必要があります。また、在庫商品であれば最大在庫数や最小在庫数及び発注点在庫数などの数量基準を明確にして、管理する必要もあります。数量基準も一旦決めたままでなく、月単位や四半期単位での基準変更する見直しも考えなければならないでしょう。

管理基準や運用基準等を決めて運用することで在庫の適正化が確実に実施できるようになります。

 

まとめ

在庫の適正化方法は、一長一短でこれをすれば正解というものはなかなかないかと思います。

また、適正在庫の考え方は、業界や企業によっても適正化方法は異なります。

自社の現状や目標に合わせて在庫リスクを最小限に抑えて、在庫適正化を目指しましょう。

 

最後になりますが、株式会社テスクは、創業以来、流通業に特化し、消費財向け販売管理システムの導入支援・運用支援に関する豊富な実績と経験によって蓄積された十分なノウハウを持っています。

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2022/1/21