食品スーパーにアプリと予約は相性抜群!業界必見の活用3選
小売業のスマートフォンアプリが続々とリリースされています。特に食品スーパーでのお買い物は頻度が高いため、小売業のアプリの中では使用回数の多い「一軍アプリ」として位置づけられることが多いと思います。
食品スーパーのアプリには、チラシ機能・プッシュ通知機能・クーポン機能など、顧客を店舗に集客するための機能が備わっています。それらの機能の中に、商品を予約する機能があったら便利だと思いませんか。
アプリで商品予約をすることでどのようなメリットがあるのか、どのような商品が予約に適しているのか、一緒に確認してみましょう。
目次
アプリ予約のメリット スーパーマーケットには良いことづくめ
アプリで予約を受け付けることで様々なメリットが発生します。予約の機会が増えること、手間を削減できること、好きな時間に予約ができること、好きな時間に取りに行けるメリットなどがあります。
これらのメリットは顧客にも企業にも発生するため、関係性としてはWin-Winなのです。ではもっと具体的に掘り下げて確認していきましょう。
アプリで予約を受けるべき小売商品1)カタログ系予約商品
スーパーマーケットで商品を予約し、受取日に店舗で商品を受取る行為は、カタログ系予約商品に多いスキームです。
私は毎年クリスマスケーキやおせち料理を予約して店舗に受取りに行くので、予約商品と言えばこれらの商品がパッと思い浮かびますが、他にはどのようなものがあるのでしょうか。
カタログ系予約商品の代表的なものを記載します。
・恵方巻
・ひな祭り
・母の日、父の日
・土用の丑
・お盆オードブル
・ボジョレーヌーヴォー
・クリスマスケーキ
・年末オードブル
・おせち料理
これらの予約商品は、サービスカウンターやレジにて予約用紙で受け付けて運用するスタイルがスタンダードでしたが、少し前から予約方法のデジタル化が進んでいます。
予約用紙で受け付けるアナログスタイルと、データで受け付けるデジタルスタイルとでは、手間とコストに差がでます。
では、アナログスタイルとデジタルスタイルではどのような違いがあるのでしょうか。顧客側と企業側でそれぞれ確認してみましょう。
【アナログスタイル】
「顧客」
店舗に行く
→予約カタログを入手する
→予約用紙に記入する(店舗or自宅)
→従業員に予約用紙を渡して予約
→当日店舗に行って商品の受け取りと清算をする。(商品受け取り時清算を想定)
「企業」
顧客の注文を承る対応(サービスカウンターorレジ)
→注文用紙の保管
→締切り後の集計(店舗ごとに手作業で集計)
→当日受渡しの準備と清算(商品受け取り時清算を想定)
【デジタルスタイル】
「顧客」
アプリで商品を予約する
→当日店舗に行って商品の受け取りと清算をする(注文時清算or受け取り時清算)
「企業」
締切り後の集計(管理画面からデータで集計)
→当日受渡しの準備と清算(商品受け取り時清算を想定)
アナログスタイルとデジタルスタイルでは、手間も時間も労力も違っています。顧客は自分の好きな時間に予約ができるため、便利な機能だと感じることでしょう。(店舗で紙ではなくタブレットで注文する場合は、店舗の営業時間に左右されます)顧客は手間と時間を節約でき、企業は手間と時間とコストを削減できるため、Win-Winの関係と言えるのです。
私が予約でやってしまった失敗談を綴ります。
いつも買い物をするスーパーマーケットにて、恵方巻の予約が実施されていました。その時は「今日は少し遅いし、気乗りしないし、次に来た時に予約すればいいかな」とカタログをもらって帰宅してしまいました。
予約の締切り期限に余裕を感じた私は、予約を後回しにしてしまったのです。これが間違いでした。結局予約締切り日までに店舗に行くことができず、恵方巻を予約ができなかったのです。私が愛用するスーパーマーケットの恵方巻は、カタログと同じ商品の当日販売分があるため、それをあてにしていました。
しかしスーパーマーケットへの到着が遅くなってしまったため、お目当ての商品は完売しており、他の商品も売り切れ続出。食品廃棄ロスに対して厳しい目が向けられる昨今、スーパーマーケットの対応としては当然と言えば当然のことであると納得せざるを得ませんでした。
予約しなかった私が甘かったのです。早々に予約をしておけば良かったのにと反省しました。恵方巻に限らず、お目当ての商品は予約して購入することをおすすめします。
アプリで予約を受けるべき小売商品2)オードブル・お寿司・お刺身・お弁当・飲料
みんなで囲むお祝いオードブル・お寿司・お刺身、会議や会合で必要な大量のお弁当などは、カタログ系予約商品と違い、注文のタイミングが読めない商品です。
これらの商品は在庫を持つことができないため、予約を受けて商品を準備する必要があります。
しかしこの予約は顧客の立場から考えると、少しハードルが高いのです。なぜかと言うと、総菜コーナーや鮮魚コーナーには、これらの商品のカタログが置いていないからです。
ボードや看板に「オードブル・お寿司・お刺身など、お客様のご都合に合わせてお作りいたします」などの文言を目にしますが、顧客はオーダーすることに慣れていないため、億劫になってしまうのです。
アプリからの予約であれば、顧客は画面で自分のイメージに合う商品を選択すれば良いのです。
顧客との細かいやり取りもアプリ上で行うことで解決できます。
アプリからの予約が可能になれば、億劫に感じる顧客から予約を承る機会を増やすことができるのです。
商品を配達する仕組みがある場合、定期的にアプリから予約が入ることも想定できます。
会合などで必要なお弁当やお茶を手配する人は、なるべく手間を省きたいと考えます。
店舗に足を運び、サービスカウンターなどで予約をして、後日店舗に商品を取りに行く・・・面倒な作業ですよね。
それに対して、アプリで予約ができて、必要な日時に商品を届けてくれるサービスがあったら、使わない手はないと思います。
アプリで予約を受けるべき小売商品3)生鮮食品・グロサリー商品
突然ですが、ピックアップサービスはご存じですか。ネットスーパーと同じで、Webやアプリで予約注文をしますが、予約注文した後が異なっています。
ネットスーパーのような宅配ではなく、予約注文した商品を店舗に取りに行くという仕組みです。
日本でピックアップサービスを実施している食品スーパーは多くありませんが、アメリカでは多くの食品スーパーがサービスを本格化しています。
ウォルマートやクローガーはピックアップサービスを広めることで、顧客へのサービス拡充とネットスーパーの配達コスト削減の両面を実行しています。
顧客のメリットと企業のメリット・デメリットをそれぞれ見てみましょう。
【顧客のメリット】
・ネットスーパーと同じように、自分の好きなタイミングで注文ができる
・店内を歩き回らなくても商品を見つけられる
・注文した商品を店舗の従業員が指定時間までに揃えてくれる
・ネットスーパーのような配達ではないため、自宅に拘束されない
・実物を確認して購入できる
【企業のメリット】
・商品販売の機会を増やせられる
・配達する必要がないため、ネットスーパーのような配達コストを省ける
・顧客の滞留時間を短縮できる
・支払いタイミングを注文時にすることにより、レジの混雑緩和につながる
もちろんメリットばかりではなく、デメリットも存在します。
【主に企業側のデメリット】
・ピックアップを行うための人員配置とオペレーションの確立が必要
・ピックアップした商品の保管場所が必要
・商品マスターの整備が必要
欧米企業はメリットの方が大きいと判断しているため、ピックアップサービスは拡大を続けています。
【まとめ】食品スーパーにアプリと予約は相性抜群!業界必見の活用3選
アプリで予約を受け付けるメリットは、顧客側にも企業側にもあることがご理解いただけたと思います。
また、どのような商品が予約に合っているのか、どのようなスキームが合うのかもご理解いただけたのではないでしょうか。
予約の方法はアナログスタイルが多いと思いますが、今がベストと考えるのではなく、ベストを求めてデジタルスタイルを取り入れてみることが必要なのではないでしょうか。それが必要とされるスーパーマーケットのアプリなのです。
スマートフォンアプリ「Safri」は予約機能が標準機能として搭載されています。
予約機能を活用して、サービスの拡充、手間・時間・経費の削減、売上の増加にチャレンジしてみませんか。ご興味がございましたら、資料ダウンロードまたは当社にお問い合わせください。