原料等含めあらゆるコストが高騰している現状で、製造コスト削減の一手をうちたい

KEYWORD :

 ここ最近の食品製造のコスト上昇要因は、原油高騰の影響やとうもろこしに始まる小麦価格の上昇、畜産物の価格上昇、そして次々おこる偽造問題や食品トラブル等のための食品の安全性対策コスト、環境対策コストがあげられると思います。たとえば、原油が高騰すれば、包装資材の価格が上がり、光熱費もあがり、そして運送コストもあがります。原材料があがれば当然製品に跳ね返りますし、安全性や環境を考慮していけば、賞味期限管理強化、リサイクルコスト、食品表示の対応、トレーサビリティの導入コストなどなど、現在ではコスト増の要因ばかりです。
 しかし、消費者指向・小売業主導のこの現状の中、単なる値上げというわけにもいかず、利益を圧迫する企業が増えています。
 そんな中、いかに製造コストを下げるかが食品製造業界ではひとつの大きな課題になっている事は言うまでもありません。対応できない企業はこの先、生き残れないと言っても過言ではないと思います。その製造コストの削減対策としては、

  • ロスの削減(ムダな発注や製造の削減)
  • 工場の稼働率の向上
  • 原材料の調達コストの削減
  • 指示等の自動化による作業の簡便化
  • 生産の効率化(設備機器等の入替え等)
  • インターネット活用による企業間での流通コストの削減

があげられます。対策はどれかひとつという事ではなく、全ての対応が必要だと思います。複数のコスト削減策対応をしますと、相乗効果で削減効果も倍増していきます。
 たとえばレシピ管理・歩留管理・生産性把握を正確に実施する事による製造の最適化を実現すれば、ロスの削減は実現でき、同時に生産性も確実に上がってきます。他にも、インターネット活用による企業間での取引を効率化したり、情報の共有ができれば、調達コストの削減や製品の開発力が強化されます。
 といった具合に、考えられるコスト削減策を考えるだけではなく、一歩踏み出し実施するという事がこの課題の解決策になると思います。当たり前の事といえば当たり前ですが、その当たり前の事ができない企業がほとんどです。一歩踏み出し「変化する企業」と、リスクを考え「変わらない企業」では、数年後大きな差が出ると思いませんか?”変わらない”事の方が今はリスクが大きいと思います。